仏伊が財政赤字の追加削減発表、欧州委の緊縮要請に応じる

フランスとイタリアは27日、
財政赤字の追加削減策を発表した。

両国の2015年予算を欧州委員会が容認できるよう、
当初の予定より大幅な赤字削減を目指す。

欧州委員会は29日までに、フランスとイタリアの
2015年予算案草案について、財政健全化への対策が
不十分として拒否するかどうかを決める方針。

イタリアは来年に45億ユーロ(57億ドル)
相当を追加削減する方針を示した。

フランスも同様に、追加で
36億〜37億ユーロを削減すると表明した。

欧州委のカタイネン委員(経済・通貨担当)に
宛てた27日付書簡で、それぞれが方針を表明。

カタイネン委員の報道官はイタリアの
「建設的な対応」を歓迎するとしたが、
協議は継続中で答えは出ていないと指摘した。

フランスについて、欧州委は
つけ加えることはないと答えた。