スイス中銀の外貨準備が1月に増加、為替介入継続の可能性

6日公表のデータによると、スイス国立銀行
中央銀行)の1月末の外貨準備は
4983億9800万スイスフラン(5415億ドル)と、
12月末の4951億3000万フラン(改定値)
から増加し、過去最高を更新した。

中銀が1月にフランの対ユーロ相場の上限を
撤廃した後もフラン売り介入を継続していた
可能性を示している。

外貨準備はフランで報告されているが、ユーロや
他の通貨で保有されているため、1月15日の
上限撤廃後のフランの急騰を踏まえると、
介入していなければ報告された額を大幅に
下回るはずだった。

中銀の広報担当者は為替介入に
ついてコメントを避けた。

中銀は最近までフランの上限を防衛するため
為替介入を実施してきたため、外貨準備は国内総生産
GDP)の約4分の3の水準まで膨らんでいる。