ギリシャ問題で米政府は譲歩要請、財務長官が関係国と電話会談

米政府は19日、ギリシャ融資延長をめぐる
交渉について、関係国すべてに譲歩を促した。

財務省高官によると、ルー財務長官は終日、
ギリシャのバルファキス財務相やユーログループの
デイセルブルム議長、サパン仏財務相らと電話で
会談、それぞれに歩み寄るよう求めたという。

ギリシャ政府は19日、ユーロ圏諸国に対して、
6カ月間の融資延長を正式に申請した。

しかし、金融支援の条件となっている財政緊縮策の
継続を約束していないため、ドイツは融資延長に
難色を示している。

米政府は、協議が決裂すれば
世界経済に影響が及ぶと懸念。

米政府の当局者はここ数日、欧州諸国への
働き掛けを強めているもようだ。

財務省高官は「すべての関係国の
妥協が必要」と指摘。

米政府は、ギリシャとドイツに対して
このメッセージを送ったと述べた。