NZ中銀が政策金利を据え置き、スタンスより中立的に

ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は、
政策金利を3.5%に据え置くとともに、
弱いインフレ動向を踏まえ、当面は
金利据え置きの継続が見込まれるとの
認識を示した。

政策スタンスはより中立的となった。

ウィーラー総裁は声明で、中銀の予測の中央値は
政策金利が当面安定推移するとの見方と一致している
と指摘。

声明内容は1月とほぼ同様で「将来の金利調整が
利上げになるか利下げになるかは、今後の
経済指標次第」とした。

ただ中銀が予想する90日物短期金利は、
12月から引き下げられ、2017年初めまでの
3.7%が示されている。

中銀はインフレ率について2015年中は1%を
下回る見通しとし、中期的には2%水準に戻る
見込みだが、見通しは落ち着いていると指摘。

ただインフレ期待が大幅に低下した場合は
「一段の金融政策の発動が妥当」とした。

経済成長率は建設が好調で3%以上になるとし、
燃料費下落と低金利で家計所得も押し上げられて
いるとの見方を示した。

しかし乳製品価格の急落と