ECBの政策、ギリシャを窒息させようとしている=バルファキス財務相

ギリシャのバルファキス財務相は12日、債務危機からの
脱却方法について合意させるため同国と債権団に圧力を
かける目的で、欧州中央銀行(ECB)がギリシャ
締め付ける政策をとっているとの見方を示した。

バルファキス財務相は現地テレビのインタビューで
「私の見解では、ECBはわが国の政府を窒息させるような
政策を追求している」と主張。

ECBのこうした姿勢はギリシャのユーロ圏における
パートナーや国際通貨基金IMF)にも向けられており、
ギリシャとの間で解決策を見つけることを強要している
と述べた。

ドイツのショイブレ財務相との関係について
尋ねられると、「ショイブレ氏は私がドイツ政府の
信頼を失ったと言ったので、ドイツ政府から
信頼されていたことはこれまでないと伝えた。
私にはギリシャ国民の信頼がある」と答えた。

バルファキス財務相はまた、ギリシャ国民の声に
耳を傾けてもらう権利を主張したことで、自身の
存在がユーログループの中で厄介なものとして
認識されるようになったと述べた。

さらに「ユーログループでの経済政策の非政治化が
欧州をデフレに導いた。ユーロバロメーターの調査では、
欧州連合EU)の機関を信頼していないという回答が
寄せられている」と述べた。