NY連銀総裁人事、大統領の指名案に反対せず=ダドリー氏

米ニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁は8日、
NY連銀総裁の人事手続きについて、候補を大統領が
指名し上院の承認を義務付ける議会の提案は
受け入れ可能との認識を示した。

ロイターのイベントで述べた。

NY連銀をめぐっては、米連邦公開市場委員会FOMC)で
常に投票権を持つほか、大手銀行の監督や市場オペを
担当するなど、影響力が大きいため、総裁人事について
大統領の指名と上院の承認が必要な米連邦準備理事会
FRB)理事ポストと同様の手続きを求める声が
上がっていた。

ただダドリー氏はNY連銀は「FRBの金融政策運営に
適切な専門知識を提供している」とし、現在の責務を
担っているからこそ大きく貢献していると指摘。

NY連銀の一部権限を他の地区連銀と
共有する案については反対する考えを示した。