独財務省、今年の税収見通しを上方修正

財務省は7日、2015年の税収見通しを
6665億ユーロとし、前年11月に示した
6602億ユーロから約1%引き上げた。

財務省の税金に関する有識者委員会が示した
税収予想には、連邦政府、州政府、地方政府、
欧州連合EU)関連の税収が含まれる。

ドイツでは雇用拡大と賃金上昇が進み、
所得税を中心に税収が増加。

2014年には計画を1年前倒しして
財政均衡を達成した。

財務省有識者委員会は、2019年まで
税収は増加し続けるとの予想を示している。

こうしたなか、欧州最大の経済規模を持つ
ドイツに対し、欧州経済全体の成長支援に向け
投資を拡大させる必要があるとの圧力が
高まっており、ショイブレ財務相は税収増から
得られる財政上の余裕を投資に振り向ける
必要があるとの考えを示した。

財務相は特にインフラに
投資する必要があるとしている。