ギリシャ、金融安定基金CEOに辞任要求=前職で背信行為の疑い

ギリシャ政府は7日、ヘレニック・ポストバンクの
不良債権にからんだ背信行為の疑いにより、
国内銀行救済を目的とするギリシャ金融安定基金
(HFSF)のサケラリウ最高経営責任者(CEO)に
辞任を要求した。

司法当局によるとサケラリウCEOは、国営銀行だった
ポストバンクの2008〜2012年にかけての債務再編で
背信行為があったとして、裁判を受けるよう6日に
指示されたという。

同CEOは12年にポストバンクが借り入れた
2件のローンの再編に関係した後、13年2月に
現職に就任した。

HFSFではスクラブニス総裁が3月に
辞任して以来、後任は指名されていない。

さらにサケラリウCEOが辞任する事態となれば、
トップが空席の状態で同国の債務問題に
取り組まなくてはならないことになる。