日銀が外為市場の行動規範でリポート、不正行為問題など受け

日銀は5日、外為市場における行動規範の
整備などをまとめたリポートを公表した。

LIBORロンドン銀行間取引金利)の不正操作問題や、
海外のディーラーによる不正行為などを受け、
信頼性向上に向けた取り組みが重要と指摘した。

外国為替市場の信頼性向上に向けたイニシアチブ」と
題した日銀レビューは、為替当局と外為市場委員会の
取り組みをそれぞれ整理した。

今年3月、主要8カ国・地域の外為市場委員会が会し、
共通の大原則をまとめた序文を採択。

さらに「中銀の立場から、外為市場の信頼性を
高めるための議論に参画し、民間市場参加者による
取り組みをサポートしていく」としている。

日銀レビューは、金融経済の話題を幅広い読者層を
対象とした解説で、執筆者の意見であり、必ずしも
日本銀行の見解を示すものではない。