債権団が支援条件緩和しない場合、総選挙実施も=ギリシャ高官

ギリシャ保健・社会保障省のストラトゥリス次官は5日、
国際債権団が支援条件を緩和しない場合、政府は早期に
総選挙を実施する可能性があると示唆した。

ストラトゥリス次官は「債権団は厳しい条件を
突きつけようとしている。このような、政府への
包括的な脅迫をやめなければ、ギリシャ政府は
総選挙実施という代替案を検討せざるを得ない」
と述べた。

同次官は与党急進左派連合(SYRIZA)内でも
極左寄りの派閥に属しているが、彼の発言が
党の総意を反映した内容かどうかは不明。

ただ、今回の発言により、党内には債権団からの
提案に対する強い憤りがあり、提案を拒否して
別の道を探すべきだとの考えが広がっていることが
浮き彫りとなった。