独連銀、2015年の成長率見通しを1.7%に引き上げ=2016年は1.8%

ドイツ連邦銀行中央銀行)は5日、2015年の
国内総生産GDP)伸び率見通しを1.7%に引き上げた。

昨年12月時点では1.0%と予想していた。

2016年の見通しも1.6%から1.8%に引き上げた。

2017年は1.5%の成長を予想している。

連銀は、雇用市場の回復と大幅な賃上げにより
労働者が恩恵を受けていると指摘した。

欧州連合EU)基準消費者物価指数(CPI)については、
2015年が0.5%増、2016年が1.8%増、2017年が2.2%増と
予想した。

12月時点での予想は、2015年が1.1%増、
2016年が1.8%増だった。

イトマン総裁は声明で「原油価格の大幅下落により、
インフレは抑制されると予想する」と述べた。

さらに総裁は、貿易は世界経済の成長鈍化の悪影響を
受けているものの、ユーロの下落やユーロ圏経済の
回復により下支えされている部分もあると説明した。