ギリシャ国民数千人がユーロ圏残留訴え、ドラクマ逆行に不安の声

ユーロ圏首脳らがギリシャ支援を話し合う中、
アテネギリシャ国会前には22日、数千人が
集まり、ユーロ圏残留を訴えた。

親ユーロ派の集会は1週間で2度目。

支援協議が物別れに終わることへの懸念が、
国民の間で高まっている実態を浮き彫りにした。

子連れの若い母親や学生、労働者、
年金生活者ら広範な層が参加した。

国旗とともに欧州連合EU)旗や、
「ユーロにイエスルーブルにはノー」
などと書かれた横断幕を手にする人もいた。

チプラス政権が緊縮策の受け入れを拒否し、
自国の立場が危険にさらされているとの不安から、
多くの人が初めて集会に参加したと話す。

21歳の学生は「今回が何か行動を起こす
最後の機会だと思う。事態はかなり
深刻化しつつある」と指摘。

「ユーロ圏残留のメッセージを発信したい。
ドラクマ時代に逆戻りすれば、想像を絶するほどの
困難な状況に陥る。その段階に進む必要はない」と語った。