米消費者、家計支出計画は引き締め傾向=NY連銀7月調査

米ニューヨーク(NY)連銀が10日公表した米国の
消費者の期待に関する7月調査で、住宅、ガソリン価格の
低下が予想され、家計支出計画は引き締め傾向にあることが
分かった。

1年先及び3年先のインフレ期待(中央値)は、
前月調査と変わらずの3%だった。

ただ、向こう1年間の家計支出の伸びに関しては、
40歳以上及び低学歴層の見通しが悪化したこともあり、
前月の見通しの4.3%から3.5%に低下。

同調査が始まった2013年半ば以来の低水準となった。

住宅価格上昇率の見通しは、前月の3.5%から
過去2番目の低水準である3.2%に、1年先の
ガソリン価格上昇率見通しは5.4%から4.4%に
それぞれ低下した。

調査は約1200人を対象に実施された。