天津爆発、中国保険会社の財務圧迫へ=フィッチ

格付け会社フィッチ・レーティングスは18日、
中国天津市で12日に起きた大規模な爆発について、
域内の保険会社の財務を圧迫するとの見方を示した。

フィッチは「この地域は保険の浸透度が高く、
中国の保険業界にとって、天津の爆発を受けた
保険請求は過去数年間で最大規模になる
かもしれない」と指摘。

保険請求が一部の域内保険会社などの
財務パフォーマンスを弱める可能性が高いとした。

その上で、中国の保険業界全体の信用力が
どのように影響を受けるかについて述べるのは
時期尚早だとした。

クレディ・スイスのアナリストは、中国メディアの
報道から試算し、天津の大規模爆発による当初の
保険損失は合計で10億〜15億ドルに上ると推計。

しかしフィッチは損失額がこの推計を
上回る可能性があるとの見解を示した。