円とユーロが大幅高、キャリートレード巻き戻し強まる=NY市場

24日のニューヨーク外為市場では、円とユーロが
対ドルで7か月ぶりの高値水準に上昇した。

中国景気の減速懸念が広がり、キャリートレード
売り込んできた低金利通貨を買い戻す動きが強まった。

また米10年債利回りが一時2%の大台を割り込み、
米連邦準備理事会(FRB)による9月利上げの思惑が
後退する中、ドルの主要6通貨に対するドル指数は
7か月ぶり安値の92.621に下落した。

ドル/円は7か月ぶり安値の116.47円まで急落後、
後半は2.9%安の118.44円で取引されている。

またユーロ/ドルは1月中旬以来の高値となる
1.1711ドルに急騰後、後半の取引では1.8%高の
1.1598ドルとなっている。

またトレーダーの多くが夏季休暇で市場取引が
少なくなったため、動きが増幅された面もある。