ECB、資産買い入れを拡大・修正する可能性=スペイン中銀総裁

スペイン中銀のリンデ総裁は20日欧州中央銀行
(ECB)は資産買い入れプログラムを拡大、修正する
可能性があるとの認識を示した。

総裁は「必要と判断すれば、ECBは自らが
資産買い入れプログラムに与えた柔軟性を活用し、
規模やデュレーションを拡大したり構成を
修正することもあり得る」と指摘。

ユーロ圏の現在のインフレ率は、2%付近としている
ECBの目標を不安になるほどに下回っていると述べた。

総裁は現在のユーロ圏インフレ率について、ECBが
目標とする2%を心配になるくらい下回っていると指摘。

「中期的インフレ期待のデアンカリングリスクが
接近しているわけではないが、過去数カ月間の
トレンドは懸念している」と述べた。

世界経済の低迷により経済見通しを取り巻く不透明性は
過去数カ月で高まった、との見方も示した。