クリントン氏、メール問題再燃でドル売り

28日のNY外国為替市場では、米大統領選の民主党候補ヒラリー・
クリントン氏のメール問題を巡り、米連邦捜査局(FBI)が捜査を
再開する方針を示したことで、ドル売り・円高が進みました。

前日に1ドル=105円台に下落していたドル・円相場は、一時、
1ドル=105円台半ばにドルが上昇する動きが見られましたが、
クリントン氏のメール問題が再燃すると、ドル売り・円買いが
強まり、ドル円は104円台後半に円が値を戻して取引を終えました。

市場では、クリントン氏のメール問題が再燃したことで、
この問題で米大統領選挙に悪影響を与えるのではないか、
との見方が急浮上しました。

万が一、共和党候補ドナルド・トランプ氏が当選した場合には、
米国の政策運営が混乱すると警戒しており、このような見方が
ドル売り・円買戻しに繋がったようです。

メール問題はクリントン氏にとってアキレス腱となっているようです。