ユーロ圏の安定めぐるリスクは上昇=ECB定例報告書

欧州中央銀行(ECB)は24日、金融安定に関するリスクが
ユーロ圏で拡大しており、一部の国の債務持続能力に対する
懸念が再度浮上する可能性があると指摘した。

ECBは、定例の安定報告で、米新政権も含め、世界各国に
おける政局シフトにより、資産価格の変動が急速に拡大し、
資金フローの流れが変わる可能性があると指摘した。

政局の不透明感の高まりが、国内に焦点をおき、成長を
阻害する政策につながる可能性があると指摘した。

それにより、必要とされる財政や構造改革が遅れ、
最悪の場合、よりぜい弱な国に対する圧力が再度
高まる可能性があるとした。