今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。

米国では利上げ、欧州、日本は緩和策を継続しています。

この動きを妨げるものは出てこないと考えています。

米国では週末7日に、雇用統計の発表があります。

失業率は4.7%と前回と同水準にとどまるものとみられます。

また、非農業部門の新規雇用者は17.4万人増と前回の23.5万人増から
減少することが予想されています。

20万人をどの程度割り込むのか、あるいは予想とは逆に堅調な数字に
なるのか否か、注目したいと思います。

基本的には、あと2回の利上げがあるとみています。

一方、日本では、3月調査の日銀短観が発表されます。

大企業製造業の業況判断DIは前回の10から14に上昇、
非製造業大企業の業況判断DIは前回の18から19に
上昇することが予想されています。

これに対して、大企業の設備投資は前年比0.3%減少が予想されています。

最初の設備投資計画は控えめな数字になりますが、やはり企業の
設備投資意欲が低いことには注意が必要だと思います。

また、欧州では英国が正式に離脱の手続きを始めたことで、
今後の混乱を意識する声が強まるものと思います。

経済指標だけでは、見極めきれないことに
より注目していきたいと思います。

日本では
【3日】
日銀短観大企業製造業業況判断DI(予想14、前回10)
日銀短観大企業非製造業業況判断DI(予想19、前回18)
日銀短観大企業設備投資(予想前年比0.3%減、前回5.5%増)

欧州では
【3日】
3月のスイス製造業PMI(前回57.8)
3月の英製造業PMI(予想55.0、前回54.6)
2月のユーロ圏失業率(予想9.5%、前回9.6%)
2月のユーロ圏生産者物価指数(予想前年比4.4%上昇、前回3.5%上昇)

【4日】
3月の英建設業PMI(予想52.5、前回52.5)
2月のユーロ圏小売売上高(予想前月比0.2%増、前回0.1%減)

【5日】
3月の英サービス業PMI(予想53.5、前回53.3)

【6日】
2月の独製造業受注(予想前月比3.4%増、前回7.4%減)
3月のスイス消費者物価指数(前回前年比0.6%上昇)

【7日】
3月のスイス失業率(前回3.6%)
2月の独鉱工業生産(予想前月比0.3%低下、前回2.8%上昇)
2月の独経常収支(前回128億ユーロの黒字)
2月の独貿易収支(予想174億ユーロの黒字、前回149億ユーロの黒字)
2月の英鉱工業生産(予想前月比0.1%低下、前回0.4%低下)
2月の英製造業生産(予想前月比0.2%上昇、前回0.9%低下)
2月の英貿易収支(予想106.00億ポンドの赤字、前回108.33億ポンドの赤字)

米国では
【3日】
3月の米ISM製造業景況指数(予想57.0、前回57.7)
2月の米建設支出(予想前月比1.2%増、前回1.0%減)

【4日】
2月の米貿易収支(予想465.0億ドルの赤字、前回485.0億ドルの赤字)
2月の米製造業受注指数(予想前月比0.9%上昇、前回1.2%上昇)

【5日】
3月の米ADP全国雇用者数(予想18.0万人増、前回29.8万人増)
3月の米ISM非製造業景況指数(予想57.0、前回57.6)
FOMC議事録(3月14/15日分)

【6日】
3月の米チャレンジャー人員削減予定数(前回前年比40.0%減)
最新週の新規失業保険申請件数(前回25.8万件増)

【7日】
3月の米失業率(予想4.7%、前回4.7%)
3月の米非農業部門雇用者数(予想17.4万人増、前回23.5万人増)
3月の米平均時給(予想前月比0.3%増、前回0.2%増)
2月の米卸売売上高(前回前月比0.1%減)
2月の米消費者信用残高(予想110.00億ドル増、前回87.94億ドル増)

その他では
【4日】
豪中銀政策金利発表