日銀は2日、3月15、16日に開いた金融政策決定会合の
議事要旨を公表しました。
米金利上昇などを理由にした長期金利目標の引き上げについて、
多くの委員が「適切でない」と指摘しています。
複数の委員は物価上昇率が0%程度にとどまる現状を踏まえ、
「金利上昇に向けて政策転換を考える時期ではない」と強調しました。
会合は長期金利の目標を0%程度にすることなどを柱とする
金融政策の維持を決定しています。
2%の物価上昇目標の実現を目指し、大方の委員が「強力な
金融緩和を推進していくことが適切」との認識を共有しました。