欧州中銀、「金融政策、現状を維持」

欧州中央銀行(ECB)は25日、定例理事会を開き、
マイナス金利を含む金融政策の現状維持を決めました。

量的緩和については、月300億ユーロの資産購入を
9月末まで継続するとの従来方針を確認しました。

主要政策金利が0%、上限金利の限界貸出金利が0.25%、
下限金利の中銀預入金利がマイナス0.40%と、
いずれも2016年3月に過去最低に引き下げられて以降、
変更されていません。

ECBが政策判断で最重視するユーロ圏の消費者物価上昇率
2017年12月が前年比1.4%で、昨年夏以降は1%台半ばで
安定推移しているが、目標に掲げる「2%弱」を
依然下回っており、緩和政策の継続が必要と判断した模様です。