政府・日銀、最近の円高をけん制

財務省金融庁、日銀は29日、日米要人の発言などを踏まえ、
最近の外国為替市場で円高が進んだことを受け、国内外の
金融市場動向について意見交換する会合を同省で開きました。

浅川財務官は会合後、記者団に対し「今後とも過度な変動があれば、
投機的な動きがないか緊張感を持って注視していきたい」と述べ、
投機筋をけん制しました。

為替市場では、ムニューシン米財務長官がドル安を容認したとも
受け取れる発言をしたり、黒田日銀総裁が物価上昇目標の達成に
自信を示したりしたことなどから、1ドル=108円台まで円高
進行しました。

3者会合では、通貨の切り下げ競争回避など先進7カ国(G7)や
20カ国・地域(G20)でこれまでに合意した内容や、
市場の動きに3者で緊密に連携していく方針を確認しました。