米FOMC、政策金利を据え置き

米連邦準備制度理事会FRB)は31日の連邦公開市場委員会
FOMC)で、政策金利を現行の年1.25〜1.5%に
据え置くことを決めました。

伸び悩みが続く物価は「今年上向くとみられる」と分析し、
減税策の景気への効果などを見極め、次回3月の会合での
引き上げを探る姿勢を示しました。

2014年に就任したイエレン議長は、今回が任期最後の会合で、
3月の会合は理事から議長に昇格するパウエル氏率いる新体制の
下で政策決定が行われます。

パウエル氏は2月3日に就任し、宣誓式は同月5日に
行われる予定です。

会合後に発表された声明は、景気が「力強く拡大」と、
昨年12月の判断を踏襲。個人消費や設備投資も
「しっかりしている」と先行きに自信を示しています。