日銀、長期金利上昇で7カ月ぶりに国債無制限オペを実施
日銀は2日午前の東京債券市場で、長期金利の上昇を
抑えるため、特定の利回りで国債を無制限に買い入れる
「指し値オペ」を行いました。
昨年7月7日以来、約7カ月ぶりのこと。
海外市場の債券安を受けて、日本でも長期金利が上昇
(国債価格は下落)傾向にあり、日銀は長期金利を
0%程度に誘導する目標を設定しており、上昇を
阻止する姿勢を明確にしました。
日銀が指し値オペを行った金利水準は0.11%で、
市場実勢より高い金利(低い価格)水準だったため、
日銀の買い入れに応じた金融機関はありませんでした。
日銀は指し値オペについて「長期金利の大幅上昇を踏まえ、
0%誘導をしっかり実現するよう実施した」(金融市場局)と
説明しています。