米FOMC、政策金利を据え置き

米連邦準備制度理事会FRB)は2日の連邦公開市場委員会
FOMC)で、政策金利を年1.5〜1.75%に据え置くことを
決めました。

3月の利上げの効果や米中貿易摩擦のリスクなどを見極めるも、
インフレ率が物価安定目標の「2%に近づいた」と判断を
引き上げ、次回6月の会合での利上げに意欲を示しています。

決定は全会一致でした。

FRBは会合後に発表した声明で「景気は緩やかなペースで拡大」
との判断を踏襲しました。

また、インフレに関しては、昨年の一時的な物価押し下げ要因が
なくなったことを受け、前回会合時の「2%を下回り続けている」
から上方修正し、中期的に2%近くで推移するとの見通しを示しています。