米FRB議事要旨、来年にも利上げ完了

米連邦準備制度理事会（FRB）は5日、今年2回目の利上げを
決めた6月12、13両日の連邦公開市場委員会（FOMC）の
議事要旨を公表しました。

参加者が、2019年か20年に利上げをやめるのが適切との認識を
示唆したことが分かりました。

FRBが利上げ打ち切りの時期に言及したのは初めてです。

参加者は、景気が底堅く拡大し、インフレ率が物価安定目標の
2％近傍で持続的に推移するとの見方で概ね一致し、
「2019年か2020年まで、長期的な水準かそれを幾分上回る水準へ
緩やかに利上げを継続することが適切」との見解を示しています。

議事要旨によると、多くの参加者が、緩やかな利上げを続ければ
「来年ごろ」にその水準に到達すると予想しました。

金利の上振れをどの程度許容するかについての意見は
ありませんでした。