パウエル米FRB議長、「米利上げ、打ち止め近づく」

米連邦準備制度理事会FRB)の
パウエル議長は28日、ニューヨークで
講演し、米経済が底堅い成長を
維持していると語り、12月中旬に開く
金融政策会合での利上げ決定を示唆しました。

ただ一方で、景気を過熱も冷やしもしない
「中立金利」に迫りつつあると言及し、
利上げ局面の終了時期が近づいている
との認識をにじませました。

講演テキストによるとパウエル議長は、
FRBが目標とする「雇用の最大化」と
「物価安定」の達成に近いと説明し、
景気が順調に拡大していると指摘し、
金利は依然として歴史的な水準に
比べて低い」と語り、利上げが
妥当との考えを示しました。

一方で、「FRBは入手する経済指標や
金融情勢が伝える内容に極めて注意を
払う」と強調し、9月の時点で来年3回と
予想した利上げペースについて、慎重に
判断すると表明しました。