FRB地区連銀景況報告、「米景気、拡大が継続」

米連邦準備制度理事会(FRB)が5日発表した
全米12地区の連銀景況報告(ベージュブック)に
よると、10月中旬から11月下旬の景気は大半で
「控えめから緩やかな拡大」が継続しました。

貿易摩擦に絡む追加関税コストの影響が多くの業種で
浸透し、企業の楽観論が後退していると
報告されました。

直近の景気の底堅さが確認できたことで、
今月18、19日の金融政策会合で今年4回目となる
利上げの決定を後押しする材料になるものと
みられていますが、貿易摩擦金利上昇を
めぐる不確実性が企業マインドの重しになっており、
今後、景気を支える企業の設備投資などに影響する
可能性があります。

この中、物価は控えめから緩やかに上昇し、
「(追加)関税関連のコスト上昇が製造業や
建設業から小売り、飲食業に広がっている」と
言及されました。