7日の経済指標

【日本】
2018年末の資金供給量は、初の500兆円超え
日銀が7日発表した市中に出回る現金と金融機関が日銀に預ける当座預金を合計したマネタリーベース(資金供給量)の2018年末残高が前年末比5.0%増の504兆2166億円となりました。
12年連続で増加し、過去最高を更新しました。
大規模な金融緩和政策が背景にあり、年末残高として初めて500兆円を超えました。
主な内訳は、日銀当座預金が5.6%増の389兆91億円、銀行券(紙幣)が3.4%増の110兆3625億円でした。
銀行券は現金需要の増加を受けて過去最高となりました。

2018年の新車販売台数は、前年比0.7%増の527万2067台
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会が7日発表した2018年の国内新車販売台数(軽自動車含む)は、前年比0.7%増の527万2067台と2年連続で前年を上回りました。
全体の3分の1以上を占める軽が新型車効果などで4.4%伸び、過去5番目となる高水準を記録しています。
軽以外の普通・小型車は、1.3%減の334万7943台と3年ぶりにマイナスに転じました。
サイズや排気量が大きい3ナンバー規格の車種が増え、普通車は2.2%のプラスでしたが、目玉車種の投入が乏しかった小型車は5.9%減と大きく落ち込みました。
一方、輸入車は2年連続で30万台を超えました。
軽は192万4124台と2年連続で増加しました。
安全運転支援機能の標準装備が進んだことや、車内空間を有効に活用したモデルが子育て世代を中心に浸透しました。

【ユーロ圏】
11月のユーロ圏小売売上高は前月比0.6%増
欧州連合(EU)統計局が7日発表した2018年11月のユーロ圏小売売上高は前月比0.6%増加しました。
2カ月連続の増加で、衣料や電化製品の販売が好調でした。
前年比では1.1%増加しましたた。
10月分は前月比0.3%増から0.6%増に、前年比1.7%増から2.3%増に上方修正されました。