2012-03-09から1日間の記事一覧

中国・広州市、外国人の商業物件購入を禁止

複数の不動産関係者によると、中国南部の広州市は、 香港やマカオも含めた外国人が、商業店舗や モールといった商業物件を購入するのを禁じた。本土当局が不動産価格の抑制を目指すなかで、 住宅以外にもターゲットを拡大するサインとなりそうだ。不動産仲介…

中国人民銀総裁、銀行資産証券化の予備計画を確認

中国証券報によると、中国人民銀行の周小川総裁は、 中国の銀行は今年、一部の信用資産を証券化する 予備計画に参加すると述べた。過去報道では、地方政府向けの10兆7000億元 (1兆7000億ドル)を含め、銀行に融資の証券化を 認める新たな予備計画開始の可能…

スイス中銀の2011年決算は黒字転換、フラン高抑制に「プラス」

スイス国立銀行(中央銀行)は8日、 2011年の決算を発表した。保有する金の評価額上昇と外貨準備が寄与し、 135億スイスフラン(148億ドル)の利益を計上した。2010年は、為替介入で得た外貨の為替差損が響き、 過去最悪となる210億スイスフランの赤字を計上…

10〜12月期GDP2次速報では、前期比マイナス0.2%

(1次速報マイナス0.6%)、年率換算マイナス0.7% (1次速報マイナス2.3%)となり、 1次速報から上方改定となった。上方改定の主因は民間設備投資で、1次速報のプラス1.9%から プラス4.8%に大幅に上振れた。これは、法人企業統計の設備投資が前期比2桁の…

外債取得は3カ月連続で上回る、時間軸強化で米債購入か

財務省が8日発表した2月の対外・対内証券売買契約等の状況は、 国内金融機関による外国債券(中長期債)への投資が、 取得額から処分額を差し引いたネットで2兆6376億円だった。 銀行部門による米債投資が続いていることが主因とみられる。外債投資をめぐっ…

1月の経常収支は4373億円の赤字、3年ぶり過去最大

財務省が8日に発表した 1月の経常収支は4373億円の赤字となった。経常赤字はリーマン・ショック時の2009年1月以来3年ぶりで、 赤字額は現行統計で比較可能な1985年1月以降で最大。世界的な景気の減速で、輸出が2年半ぶりの 低水準にとどまったことなどが主因…

カナダ中銀が金利据え置き、景気見通しわずかに改善と認識

カナダ銀行(中央銀行)は8日、 政策金利である翌日物金利を1%に据え置いた。カナダや世界経済について従来よりも明るい見通しを示し、 将来的に利上げを検討する可能性を示唆した。 据え置きは12回連続。カナダ経済の見通しは「わずかに改善した」ほか、 …

中間層向け減税、来年以降も延長の余地=米財務長官

ガイトナー米財務長官は8日、中間層向けの減税措置を 来年以降も延長することが可能との認識を示した。富裕層向け減税については、「財政赤字を持続可能な水準に 引き下げるためのバランスの取れた計画の一環」 として引き上げる必要があるとした。 ブッシュ…

英中銀が資産買い入れ枠据え置き

イングランド銀行(英中央銀行)は8日、 資産買い入れプログラムの規模を 3250億ポンドに据え置いた。また政策金利も 過去最低の0.5%に据え置いた。今回の金融政策会合に関する 議事録は3月21日に発表予定。同じ日にオズボーン財務相は 2012年予算案を提示…

ノルウェークローネ高、中銀の金融政策決定が困難に=オルセン総裁

ノルウェー中央銀行のオルセン総裁は、自国通貨クローネが 9年ぶりの高値を記録し、 成長率も予想を上回っていることを受け、 中銀が金融政策の方向性をめぐって ジレンマに直面していると述べた。同行は14日に今年初の金融政策会合を控えており、 政策決定…

ポルトガル、2013年に市場復帰する可能性低い=銀行協会会長

ポルトガル銀行協会のアントニオ・デ・ソウザ会長は、 同国が2013年に債券市場に完全に復帰できる公算は小さいとし、 信頼回復に向け、まず償還期間が3年までの国債の発行から 始める可能性があるとの見解を示した。会長はロイターとのインタビューで「われ…

ハンガリー、債務コスト削減にはEU・IMFの支援必要=オルバン首相

ハンガリーのオルバン首相は8日、借り入れコストを 低下させるためには欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)による 支援が必要との立場を表明した。中銀法をめぐる問題でEUの要求に応じ、修正案を 欧州中央銀行(ECB)に送付したと明らかにした。首相は産業…

ドラギECB総裁がインフレリスク警告、政策転換の可能性

欧州中央銀行(ECB)は8日、市場の予想通り、 主要政策金利であるリファイナンス金利を1.00%に据え置いた。ただドラギECB総裁はインフレリスクに言及し、 金融政策の方向が徐々に変わりつつある可能性が示された。ECBは下限金利の中銀預金金利を0.25%に、 …

中国の不動産開発会社、多くの企業が格下げの分岐点に=S&P

米格付け会社のS&Pは8日、中国の不動産開発会社に 関するリポートを発表し、不動産市場の厳しい経営環境や リファイナンス(借り換え)リスクの高まりにより、 より多くの企業が格下げの分岐点に近づいているとの見解を示した。また、今後半年間はネガティブ…

デフレ脱却は極めて重要、今後も全力あげて行きたい=日銀総裁

日銀の白川方明総裁は8日午後の衆院財務金融委員会で、 デフレ脱却が極めて重要と強く認識していると強調し、 今後も先行きの経済物価動向を点検し、 デフレ脱却に全力をあげたいと述べた。 西村康稔(自民)委員の質問に答えた。白川総裁は、2月に日銀が打…

バチカンに資金洗浄の危険、米国務省が報告書で指摘

米国務省は7日、2012年の「国際麻薬統制戦略報告書」を発表し、 バチカンがマネーロンダリング(資金洗浄)に利用される懸念が ある国として、初めて加えられた。同報告書は、世界190の国をマネーロンダリングの危険度から 「懸念が大きい」「懸念」「監視」…