2012-05-10から1日間の記事一覧

米ヘッジファンド会議、周辺国救済へユーロ押し下げとの見方も

米ラスベガスで9日、スカイブリッジ・キャピタル主催の 年次ヘッジファンド会議が開かれ、出席したエコノミストからは、 ユーロ圏周辺国を救済するため、欧州中央銀行(ECB)は ユーロ相場の押し下げに動く、といった意見が出された。会議では欧州問題が議論…

ユーロ圏、単一政府が必要=キャメロン英首相

キャメロン英首相は9日付のデーリー・メール紙との インタビューで、ユーロが適切に機能するには 単一政府が必要だとの認識を示した。首相は「単一政府を持たずに単一通貨を 採用している例は他にない」と指摘。「私にとってユーロを意味のあるものにするに…

イタリア中銀副総裁、ECBに積極的な危機対応求める

イタリア中銀のサッコマンニ副総裁は9日、 ユーロ圏債務危機の解決に向けた取り組みにおいて 欧州中央銀行(ECB)はより積極的な役割を 果たすべきだと主張した。一方、独連銀はこれとは正反対の見解を示した。サッコマンニ副総裁はフィレンツェで行った講演…

英国債先物が最高値、10年債利回りも最低更新

英10年国債利回りが過去最低水準を更新した。30年国債入札の応札が堅調だったことを受け、 先物は20ティック以上の上昇となった。30年債入札の応札倍率は2.22倍となり、 前回3月の1.71倍を大きく上回った。アナリストによると、落札を狙って 市場価格以上の…

スペインの10年債利回りが6%突破、銀行めぐる懸念で

9日午前の欧州市場で、スペインの 10年債利回りが6%を突破した。スペイン政府が国内銀行に対して不動産融資の引当金を 350億ユーロ(450億ドル)積み増すよう求める見通しだと 伝えられたことで、スペインの銀行が新たな資金調達を 強いられるとの懸念が高…

独10年債利回り低下、初めて1.50%割り込む

9日の欧州債券市場で、独10年債利回りが 初めて1.5%の水準を下回った。ギリシャ政局の混迷を受けて、安全資産としての ドイツ国債の投資妙味が高まっている。独10年債利回りは一時、1.498%に低下。 独連邦債先物も過去最高値となる143.03をつけた。スペイ…

ユーロ圏離脱国の発生に備え、対応策を検討すべき=前独財務相

ドイツのシュタインブリュック前財務相は9日、ユーロ圏離脱国の 発生に備え、欧州として対応策を検討すべきとの考えを示した。同氏はドイツのテレビ局とのインタビューで、ギリシャの将来に 関する質問に関連し、「もしわたしに政治的責任があるとしたら、 …

ギリシャ、追加支援の合意順守すべき=独首相

ドイツのメルケル首相は、ギリシャがユーロ圏にとどまることを 望んでいるとしつつも、第2次支援の条件を順守する必要がある との見解を示した。10日付の独紙Passauer NEUe Presseに 掲載される記事が事前に公表された。メルケル首相は「国際通貨基金(IMF)…

欧州委見通し、スペインの財政目標達成は困難と予想=EU筋

欧州委員会は、11日に発表する欧州連合(EU)加盟27カ国の 経済・財政見通しで、追加措置を講じない限り、スペインが 今年及び来年の財政赤字削減目標を達成できないとの予想を示す。 EU当局者が9日、明らかにした。だがスペイン政府は、目標達成は 可能との…

外準運用に新手法、預金削減しリスク軽減

財務省が外貨準備の運用で新たな手法を拡大させている。為替スワップを使って保有するドルなどの外貨で円を調達、 政府短期証券(FB)の償還資金に充てる試みだ。運用の多様化・効率化の一環だが、民間金融機関に積み上がった 預金を減らすことで、金融シス…

政府が東電総合計画を認定で国有化へ、家庭10%値上げも明記

枝野幸男経済産業相は9日、東京電力の西沢俊夫社長と 同社次期会長に内定している原子力損賠賠償支援機構の 下河辺和彦運営委員長を呼び、1兆円の公的資本注入を柱とする 「総合特別事業計画」について「慎重かつ厳正に審査し、 本日付で原子力損賠賠償支援…