2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

欧州経済は回復基調にある=クーレECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は17日、 欧州経済は回復基調にあり、第3〜4・四半期に 成長すると見込んでいることを明らかにした。ラトビア銀行(中央銀行)が同国の 首都リガで開催した会議で発言した。クーレ理事は記者会見で、政策理事会は 「必要…

金融機関のリスク・テイク姿勢強まる、国債積み増しの動きも=日銀

日銀は17日、金融システムの現状と展望を まとめた「金融システムリポート」を公表した。リポートは、金融機関が貸し出しや有価証券投資を 増加させるなどリスク・テイク姿勢を強めている と評価している。ただ、金利低下などを背景に収益力の低下傾向が 続…

一部業種に在庫調整も景気回復、物価2%達成へ=黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は、17日午後に都内で開かれた 全国信用組合大会で講演し、消費税引き上げで 「一部業種に在庫調整の動きがみられており、 生産はこのところ弱めの動き」と指摘した。一方、量的・質的緩和(QQE)は所期の効果を 発揮しており物価は2015年…

出口言及、市場に混乱招き時期尚早=黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は17日午前の衆院財務金融委員会に出席し、 量的・質的緩和(QQE)からの出口戦略について、色々と議論は しているが、物価目標達成まで距離がある現状では詳細を 明らかにするのは時期尚早との見解を示した。民主党の古川元久委員への答…

スイスが成長予想を引き下げ、ユーロ圏の見通し悪化で

スイス経済省経済事務局(SECO)は17日、 2014年及び2015年の経済成長率見通しを 下方修正した。同国にとって主要輸出市場である ユーロ圏の見通し悪化を理由に挙げた。SECOは「ドイツを含むユーロ圏の短期的経済見通しの 悪化を踏まえると、前回の6月予想に…

ユーロ加盟国は財政目標堅持を、危機終わっていない=独首相

ドイツのメルケル首相は16日に議会で演説し、 ユーロ圏の危機は終わっていないと述べ、 持続的な成長を確実にするために加盟各国は 財政目標を堅持する必要があるとの考えを 明らかにした。またウクライナの状況は「非常に 厳しい」との認識を示した。その上…

ECB、融資担保のギリシャ債へのヘアカット引き下げ=関係筋

欧州中央銀行(ECB)は、資金供給オペの担保として 受け入れるギリシャ国債に適用するヘアカット (掛け目、担保価額の割引率)を引き下げた。ギリシャの中銀当局者がロイターに明らかにした。当局者は「政府、ECB、ギリシャ中銀総裁が 協議した後に、15日夜…

設備投資は増えている、QQEの狙い成功している=岩田日銀副総裁

日銀の岩田規久男副総裁は16日午後の 参議院財政金融委員会に出席し、量的・ 質的金融緩和(QQE)について、企業の 設備投資は増えており、その狙いは 成功している、と述べた。西田昌司委員(自民)の質問に答えた。岩田副総裁はデフレが長引くと企業は 現…

ハイパーインフレにはならない、金融政策で防止可能=黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は16日午前、参議院財政金融委員会で、 大規模な量的・質的金融緩和(QQE)の推進によって ハイパーインフレになることはないと述べるとともに、 金融政策で十分に防止できると述べた。藤巻健史委員(維新)の質問に答えた。総裁は、国債…

米経済、控えめから緩やかに成長=地区連銀報告

米連邦準備理事会(FRB)は、15日公表した 地区連銀経済報告(ベージュブック)で、 米経済は過去数週間、大半の地域で 「控えめから緩やかに」成長した との認識を示した。このところ弱含みの兆しを見せる米経済だが、 安定的に成長している状況がうかがえ…

イエレン議長が米経済に自信、先週末の非公式会合で=報道

ブルームバーグ通信は15日、イエレン米連邦準備理事会 (FRB)議長が週末に開催された非公式の会合で、 米経済は今後3%程度の成長を遂げるとともに、 インフレ率もFRBの目標水準に回帰するとの 見方を示したと報じた。それによると、関係者2人は、イエレン…

米財務省為替報告が欧州デフレリスクに警鐘、日本は構造改革必要

米財務省は15日に公表した半期に一度の為替報告書で、 欧州中央銀行(ECB)が実施している措置は デフレ回避に十分でない可能性があると指摘し、 欧州は賃金と物価の下落スパイラルに陥る リスクがあると改めて警告した。その上で、ドイツが自国経済を押し上…

失業率低下ペース、利上げ決定の最適指標=ウィール英中銀委員

イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会の ウィール委員は、利上げ再開時期を探る上で、 失業率がどの程度のペースで低下しているかが 最適な指標になる、との見解を示した。ウィール委員はまた、インフレ率の低下は、 通貨ポンドの上昇と商品価格の…

世界の外為取引、9月はボラティリティ上昇で急増=CLS

世界の外国為替市場の1日あたり 平均売買高がこの9月に過去最高を記録した。主要通貨の外国為替取引を対象とする 決済プラットフォームであるCLS (多通貨同時決済システム)のデータで 14日、明らかになった。CLSは世界の外国為替取引決済で 高いシェアを持…

米FRBの公定歩合議事録、3連銀が引き上げ再主張

米連邦準備理事会(FRB)が14日公表した 9月の公定歩合会合に関する議事録によると、 ダラス、カンザスシティー、フィラデルフィア 3地区の連銀が、公定歩合の引き上げを再び 主張していたことが分かった。3連銀は、米景気に改善が見られるとして、 公定歩合…

仏格付け見通しを変更、格下げの可能性高まる=フィッチ

格付け会社フィッチは14日、「AAプラス」 としているフランスの長期外貨・自国通貨建て 発行体デフォルト格付け(IDR)の見通しを 「レーティング・ウォッチ・ネガティブ (RWN)」とした。RWNは、次回の見直しで格下げする 可能性が高まったことを意味する…

金融庁が全銀協に中小企業の金融円滑化を要請、原燃料費の上昇で

金融庁は14日、最近の原材料費やエネルギー価格の 上昇によって中小企業や小規模事業者の資金繰りに 重大な支障が生じないよう全国銀行協会などの 金融関係団体に対し、適切かつ積極的な 金融仲介機能の発揮に努めることを要請した。金融庁は、細溝清史長官…

円安の動向は引き続き注視、果敢な対応必要=山口公明党代表

公明党の山口那津男代表は14日昼の政府与党連絡会議で、 このところの円安傾向について、中小企業や小規模事業者、 低所得の家計に影響が及ぶおそれがあり、引き続き動向を 注視するとともに、政府としても果敢な対応が必要との 認識を示した。山口代表は「…

円安のマイナスの影響行き過ぎないよう注視=菅官房長官

菅義偉官房長官は14日、為替市場での円安について、 プラス面とマイナス面があるとした上で、「円安の マイナスの影響が行き過ぎないよう、政府として 注視する」と語った。菅官房長官は、この日の政府与党連絡会議で 山口那津男公明党代表から円安対策の必…

消費再増税、上げないリスク含め状況を勘案し判断=首相

安倍晋三首相は14日午後の衆議院本会議で、 消費税率10%への引き上げに関して、 「引き上げない場合のリスクも含め、 経済状況等を総合的に勘案し、本年中に 適切に判断する」と語った。安倍首相は、政権の経済政策について、 「デフレ脱却を目指し、3本の…

ユーロ圏の弱さ、政策の決定的要因でない=英中銀総裁

イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のカーニー総裁は 米CNNなどとのインタビューで、ユーロ圏の弱さは BOEの利上げ開始時期を決定する際に考慮する 1つの要因にすぎないとの認識を示した。カーニー総裁は、ユーロ圏などの低調な景気動向は ワシントンで開…

独仏経済相、欧州の「失われた10年」回避に向け共同書簡

ユーロ圏の経済大国であるドイツとフランスの 両経済相は、経済政策をめぐる衝突を回避するため、 両国内の専門家に改革案を提言するよう求める書簡を 出した。 ガブリエル独経済相とマクロン仏経済相が 署名した書簡をロイターが確認した。両経済相はこの中…

ユーロ下落し続ける可能性はかなり高い=ECB理事会ノボトニー氏

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・ オーストリア中銀総裁は、ユーロが主要通貨に対して 下落し続ける可能性はかなり高いとの認識を示した。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が12日、 国際通貨基金(IMF)総会の合間に行ったインタ…

主要中央銀行間の政策の違いは正当化される=黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は、世界の主要中央銀行の 金融政策の方向性が一致していないことについて、 経済状況の違いを反映しており正当化される との認識を示した。エマージング・マーケッツ誌のインタビューで述べた。米連邦準備理事会(FRB)とイングランド銀…

大手銀行、デリバティブ解約の一時凍結で合意=破綻時の混乱回避

国際スワップデリバティブ協会(ISDA)は11日、 大手銀行が破綻しても市場が混乱しないよう デリバティブ契約の解除を一時的に凍結する 規制について、ISDAと世界の主要銀行18行が 合意したと発表した。解約の殺到を防ぐことで金融規制当局は 処理を円滑に行…

金融政策は為替を目標とせず、G20は合意順守=ECB総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は11日、 主要20カ国・地域(G20)は金融政策が為替相場を 目標としないとの合意を順守していると述べた。総裁は記者会見で「われわれは為替相場を金融政策の 目標としないことに引き続きコミットしている」と語った。また緊…

米利上げ、世界経済急減速なら遅れる可能性も=FRB高官

米連邦準備理事会(FRB)のフィッシャー副議長ら高官は11日、 世界経済が大幅に減速すれば利上げ開始が遅れる可能性が あるとの見解を明らかにした。副議長は国際通貨基金(IMF)が開催したイベントで 「仮に海外の成長が予想よりも弱い場合、米経済の 状況…

IMF、成長支援に向け柔軟な財政政策運営求める

国際通貨基金(IMF)の国際通貨金融委員会 (IMFC)は11日、世界経済の回復を 支援するためには強力な措置が必要と指摘し、 各国に対し過度の財政引き締めにより成長を 阻害しないよう求めた。日本経済が失速し、ユーロ圏では景気後退の 懸念が高まり、中国…

世界経済の不透明感が材料に

今週の為替相場は、世界経済の 不透明感が材料になりそうです。米国の金利上昇を材料にした ドル買いのステージに陰りが出ています。米国の利上げについては、 既に織り込んだ、との見方も 出ています。これまで、ドルが買い上げられた中で、 米国の金利上昇…

今週の材料は?

今週も各国経済指標が 目白押しとなっています。経済の低迷が目立つ欧州、 堅調な景気の米国の経済指標が 一段と注目されます。米国では 【15日】 9月の小売売上高(予想前月比0.2%減、前回0.5%増) 9月の小売売上高除く自動車(予想前月比0.2%増、前回0.…