2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

消費再増税進めるべき、日銀の緩和スタンス継続必要=IMF当局者

国際通貨基金(IMF)当局者は23日、日本は財政の 信頼を維持するため、来年の消費税引き上げを 実施すべきだとの認識を示した。IMFアジア太平洋局地域研究課の 幹部がセミナーで述べた。同幹部は「消費増税を進めることは 非常に重要だ」と発言。IMFは7〜9月…

金利差着目の対外投融資、さらに進む可能性=白井日銀審議委員

日銀の白井さゆり審議委員は、量的・質的金融緩和 (QQE)の波及経路の1つであるポートフォリオ・ リバランスに関連し、米英との金融政策スタンスの 違いによる金利差に着目した対外投融資がさらに 進行する可能性があると指摘した。また、現在の予想インフ…

カナダ中銀は金利据え置き、中立スタンス文言削除

カナダ中銀(中央銀行)は22日、 政策金利の翌日物金利を1%に据え置いた。9月の声明では、金利変更の時期や方向について 中立としていたが、今回中立的な政策スタンスに 関する文言が削除された。中銀は、基調的なインフレ圧力は引き続き抑制されており、 …

英中銀、10月は7対2で金利の据え置きを決定=議事録

イングランド銀行(英中央銀行)が22日に公表した 金融政策委員会の議事録によると、10月の同委員会は 7対2で金利の据え置きを決定した。ウィール委員とマカファーティー委員が 25ベーシスポイント(bp)の利上げを主張した。両委員は8月と9月の同委員会でも…

独議員が相次ぎECB批判、社債買い入れ報道で

欧州中央銀行(ECB)が社債買い入れを 検討しているとのロイター報道を受け、 ドイツの与党議員らの間ではECB批判が 強まっている。ロイターは21日、ECBは流通市場での 社債の買い入れを検討しており、早ければ 12月にも購入を決定する可能性があると報じた…

ECB、社債購入まだ討議せず=オーストリア中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの ノボトニー・オーストリア中銀総裁は22日、 社債の買い入れ実施はECBのバランスシート 拡大に向けた1つの方策となるとしながらも、 ECB理事会ではこうした議論はまだ行われていない と述べた。同総裁はマーケット・ニュ…

ストレステスト11行失格報道、ECB「結果公表前の情報は憶測」

欧州中央銀行(ECB)は、ECBの銀行ストレステスト (健全性審査)で複数行が失格になったとの一部報道について、 26日の結果公表前の情報はすべて憶測に基づくものと警告した。スペイン通信(EFE)は、ストレステストで 少なくとも11行が失格になったと報道…

ユンケル次期欧州委員長、年末までに域内投資計画を提示と公約

欧州連合(EU)のユンケル次期欧州委員長は22日、 欧州議会での演説で、域内の経済成長と雇用の 押し上げに向け3000億ユーロを投資する計画を 年末までに提示すると表明した。欧州議会はこの日の本会議でユンケル氏と 欧州委員候補27人による新体制について …

APEC共同声明、柔軟な財政政策で経済・雇用創出を支援

北京で開かれていたアジア太平洋経済協力会議 (APEC)財務相会合は、世界経済と雇用創出を 支援するため、柔軟な財政政策を実施する との共同声明を採択した。声明は「世界経済は需要の低迷に引き続き 直面しており、成長は均一ではなく、 必要とされる雇用…

労働市場、依然弱いがやや安定=豪中銀議事録

オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が 21日に公表した前回金融政策会合の議事録では、 労働市場は依然として弱いものの、今年に入って 幾分安定した、と当局者が認識していることが 明らかになった。中銀は10月7日の政策会合で、 政策金利の据え置きを…

介護報酬引き下げ議論、社会保障給付効率化で=経済財政諮問会議

政府は21日の経済財政諮問会議(議長:安倍晋三首相)で、 社会保障給付の重点化・効率化について議論した。民間議員が介護報酬について「国民負担が抑制されるよう、 価格の妥当性を検証すべき」と指摘、介護報酬の引き下げも 議論すべきとした。薬価改訂に…

NY連銀総裁、規制順守に向け銀行の賞与制度変更を訴え

米ニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁は20日、 銀行のボーナス支払いを10年間保留し、その資金を 規制に違反した場合の制裁金支払いに充てるべき、 との考えを示した。NY連銀主催の銀行関連の会議で述べた。さらに、社員へ毎年支払う奨励金について、株式…

銀行の報酬制度、損失回避やリスク特定にも=タルーロ米FRB理事

米連邦準備理事会(FRB)のタルーロ理事は20日、 銀行の報酬制度に関して、収入増への貢献だけでなく、 損失を回避し、会社に打撃を与えるようなリスクを 特定した社員に対しても報いる必要があるとの考えを 示した。2007〜2009年の金融危機以降、適切な報酬…

フランス、適切なペースで財政赤字削減へ=サパン財務相

フランスのサパン財務相は20日、財政赤字の削減は 景気回復の維持を可能にする適切なペースで実施する との考えを再び表明した。この日はドイツのショイブレ財務相との 会談が予定されている。サパン氏はフランス・インフォ・ラジオに対し、 「赤字削減に全…

ドイツ経済、年内横ばいの見通し=連銀月報

ドイツ連銀は20日公表した月報で、 今年第3・四半期の国内総生産(GDP)について、 第2・四半期並みか第2・四半期をやや上回る との見通しを示した。国内産業がやや低迷したものの、良好な 雇用情勢や賃金上昇が寄与する見通しという。連銀は「受注の低迷と…

ドイツ・フランス財務相、投資強化・経済改革で合意目指す

ドイツとフランスの財務相は20日、ユーロ圏経済の 再活性化に向けた投資強化と経済改革の加速化での 合意を目指すとの方針で一致した。ドイツのショイブレ財務相は、独仏が12月初めに 「各国ができる範囲内」の投資強化と改革について 共同文書を提示すると…

ユーロ圏の金融政策、非常に緩和的な状態維持必要=コンスタンシオECB副総裁

欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は20日、 ユーロ圏の金融政策を非常に緩和的な状態に維持する 必要があるとの認識を示した。同氏はシンクタンクのイベントで「ユーロ圏は 低インフレ、低成長の状況にあり、金融政策は 非常に緩和的である必要があ…

為替変動大きく影響見定めがたい=日銀名古屋支店長

日銀の梅森徹・名古屋支店長は20日、 本店で開かれた支店長会議後に会見し、 最近の急激な為替変動について、あまりに 急激で多くの企業にとって影響が見定め がたいとの見解を示した。為替変動の影響について、梅森支店長は 「業種や個社でそれぞれ違うが、…

急激な為替変動避けて欲しいとの声多い=日銀大阪支店長

日銀の宮野谷篤・大阪支店長(理事)は20日、 本店で開かれた支店長会議の終了後に会見し、 9月以降の急激な円安は「プラス・マイナス両面あり」 差し引きプラスとしつつ、「急激な為替変動を避けて 欲しいとの声が多いのは事実」と述べた。宮野谷支店長は円…

景気判断8地域据え置き、急激な為替変動に警戒=日銀支店長会議

日銀は20日、四半期に一度の支店長会議を開き、 「地域経済報告(さくらリポート)」を公表、 全9地域中8地域の景気判断を前回7月と 同様に据え置いた。いくつかの地域で生産や住宅投資の判断を 下げたものの、所得環境の改善などを重視した。夏場の天候不順…

安倍首相が消費増税の延期示唆、経済への影響踏まえ判断=FT

安倍晋三首相は、消費税率の再引き上げについて、 日本経済へのダメージが大きすぎるようであれば 「意味がなくなる」との認識を示し、消費増税を 延期する可能性を示唆した。英フィナンシャル・タイムズ(FT)との インタビューで述べた。安倍首相は、消費…

最近の金融市場、世界経済減速の兆候織り込む動き=ハルデーン英中銀理事

イングランド銀行(英中銀)のチーフエコノミストである ハルデーン理事は、英日曜紙オバザーバーとのインタビューで、 ここ1週間の金融市場の動きは景気減速の兆候への 過剰反応とも言えるが、世界経済の成長鈍化の可能性を 織り込むという意味で妥当な動き…

ユーロ圏はリセッションに向かっていない=バローゾ欧州委員長

欧州委員会のバローゾ委員長は19日、英国放送協会 (BBC)に対し、ユーロ圏は再びリセッション (景気後退)に向かってはいない、と述べた。第2・四半期のユーロ圏はゼロ成長。ドイツ経済が不振で、 景気回復が危ぶまれている。バローゾ委員長は、国際通貨基…

金融機関のリスクモデルに欠陥、FRBが健全性審査で問題点公表

米連邦準備理事会(FRB)は17日、先に実施した 大手金融機関を対象にしたストレステスト(健全性審査)を 踏まえ、金融機関が貧弱なリスクモデルに依存している などといった問題点を指摘した。2008年に本格化した金融危機をきっかけに 始まったストレステス…

振れの激しい動きも

今週の為替相場は、振れの 激しい展開が予想されます。世界経済の見通しが下方修正されたことが 為替相場変動の大きな要因となりました。欧州経済の深刻な落ち込み、デフレ懸念を 背景にユーロが急落、欧州の株価も大幅に 下落しました。米国では、一部経済…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。IMFが世界経済の先行きに対して 懸念を指摘したことから、各国の 経済指標の発表が気掛かりです。米国では 【21日】 9月の中古住宅販売件数(予想年率換算510万件、前回505万件)【22日】 9月の消費者物価指数(…

市場混乱、おそらく過剰反応=IMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は17日、 金融市場が今週混乱したことについて、単なる調整の ように見えるとの考えを示した。「市場の調整だと考えざるを得ず、おそらく 少なくとも現時点では過剰反応だ」と指摘した。

格差拡大を非常に憂慮、過去100年で最大水準近く=イエレン議長

米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は17日、 所得や富の格差拡大を「非常に」憂慮している との認識を示した。地区連銀主催の会議での 講演原稿で明らかになった。最近の市場のボラティリティーや 金融政策には言及しなかった。議長は「過去数十年間の格…

英中銀、従来予想より長期の低金利維持必要に=首席エコノミスト

イングランド銀行(英中銀)のチーフエコノミスト、 アンドルー・ホールデン氏は17日、英経済が 長期低迷に陥るリスクを減らすため、英中銀は 従来考えられていたよりも長期間の低金利維持が 必要になる可能性がある、と指摘した。ケニルワースで財界人らを…

独財政出動、周辺国への効果はわずか=バイトマン独連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの バイトマン独連銀総裁は17日、ドイツは 財政出動による刺激策を必要とせず、仮に 実施してもユーロ圏周辺国への景気浮揚効果は ほとんどないとの見解を明らかにした。バイトマン独連銀総裁は講演原稿で「ドイツが 公共…