NY連銀総裁、規制順守に向け銀行の賞与制度変更を訴え

米ニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁は20日
銀行のボーナス支払いを10年間保留し、その資金を
規制に違反した場合の制裁金支払いに充てるべき、
との考えを示した。

NY連銀主催の銀行関連の会議で述べた。

さらに、社員へ毎年支払う奨励金について、株式でなく
債券での支払いに変更すべきと指摘した。

また、連邦準備理事会(FRB)で銀行の監督規制を
担当するタルーロ理事も銀行の報酬制度について述べ、
銀行の収益を拡大した社員だけに賞与を与えるのではなく、
損失やリスクを回避した社員も恩恵を受ける制度に
移行すべきとの考えを示した。