ユンケル次期欧州委員長、年末までに域内投資計画を提示と公約

欧州連合EU)のユンケル次期欧州委員長は22日、
欧州議会での演説で、域内の経済成長と雇用の
押し上げに向け3000億ユーロを投資する計画を
年末までに提示すると表明した。

欧州議会はこの日の本会議でユンケル氏と
欧州委員候補27人による新体制について
一括の承認投票を実施。

ユンケル氏は「きょう、われわれを支持してくれるのならば、
雇用、成長、投資の総合的政策をクリスマスまでに提示する」
と述べ、新体制は423対209で承認された。

ユンケル氏はまた、各国の財政赤字と公的債務の規模を
制限するEU規則について、これを弱めることはないと語った。

欧州委は今後財政ルールを見直し、12月半ば
までに報告書を提出する予定。

フランスとイタリアは柔軟な運用を求めている。

ユンケル氏は「ルールが変わることはない」とした上で、
「一定の柔軟性をもって運用することは可能だ」と述べた。