金融機関のリスクモデルに欠陥、FRBが健全性審査で問題点公表

米連邦準備理事会(FRB)は17日、先に実施した
大手金融機関を対象にしたストレステスト(健全性審査)を
踏まえ、金融機関が貧弱なリスクモデルに依存している
などといった問題点を指摘した。

2008年に本格化した金融危機をきっかけに
始まったストレステストだが、問題点が
公表されるのは今回が初めて。

FRBと金融機関、それぞれの側が
期待しているものは依然かけ離れているようだ。

FRBは声明で、金融機関はうまく文書で説明できない、
もしくは裏付けられない想定を策定したり、一部の
ケースにおいて検証がいいかげんだったり、さらには
実現性を把握しないまま想定を策定していると指摘した。

FRBは今年のストレステストで
シティグループの資本計画を却下。

シティは自社株買いと増配を禁じられた。