フランス、適切なペースで財政赤字削減へ＝サパン財務相

フランスのサパン財務相は20日、財政赤字の削減は
景気回復の維持を可能にする適切なペースで実施する
との考えを再び表明した。

この日はドイツのショイブレ財務相との
会談が予定されている。

サパン氏はフランス・インフォ・ラジオに対し、
「赤字削減に全力を挙げるべきではない。仏経済に
必要なことは何か踏まえ、ペースを落とす必要がある。
成長支援も必要だ」と述べた。

同氏はまた、ユーロ圏の投資押し上げの取り組みで
ドイツが指導力を発揮すべきという認識を再び示した。

また、フランスは構造改革に
引き続き取り組むと表明した。

フランス政府は先月公表した2015年度予算案で、
欧州連合（EU）が設定した財政赤字の対国内総生産
（GDP）比率目標である3％の達成を先送りした。

欧州委員会は今月中にこの予算案を
承認するかどうかについて決定する。