2015-03-19から1日間の記事一覧

スペイン銀行再編基金、バンコ・マドリードは救済しないと発表

スペインの銀行再編基金(FROB)は18日遅く、 アンドラ公国の銀行バンカ・プリバダ・ダンドラ (BPA)のスペイン子会社、バンコ・マドリードを 救済しないと発表した。倒産手続きに入る見通し。FROBは、バンコ・マドリードの問題は システミックリスク(金融…

スイス中銀のジョルダン総裁、金利を当面据え置く意向表明

スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は19日、 中銀預金金利を当面据え置く意向を表明した。中銀はこの日、同金利を市場の予想通り マイナス0.75%で据え置き、3カ月物LIBOR (ロンドン銀行間取引金利)の誘導目標を マイナス1.25〜マイナス0.25%で…

スイス中銀がマイナス0.75%の金利据え置き、フラン下落へ措置強調

スイス国立銀行(中央銀行)は19日、 中銀預金金利をマイナス0.75%で据え置いた。3カ月物LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の 誘導目標も市場の予想通り、マイナス1.25〜 マイナス0.25%で維持した。 一方、中銀はスイスフランが「著しく 過大評価されている…

スイス政府が経済成長率見通しを下方修正、フラン上限撤廃受け

スイス経済省経済事務局(SECO)は19日、 2015年の国内総生産(GDP)伸び率は0.9%で、 来年は1.8%との見通しを示し、スイスフラン相場の 対ユーロでの上限が撤廃される前の予想を下方修正した。ただし、深刻な景気減速に 陥る兆候はない、との認識を示した…

欧州債務危機、完全に終わったわけではない=メルケル独首相

ドイツのメルケル首相は19日、ユーロ圏の成長率や 失業率の水準は大幅に改善しているが、債務危機は 完全に終わったわけではないとの見方を示した。メルケル首相はこの日からブリュッセルで始まる 欧州連合(EU)首脳会議を前に、独連邦議会 下院で演説。「…

ギリシャの財務、危険な状態=シュルツ欧州議長

欧州議会のシュルツ議長は19日、欧州連合(EU) 首脳会議を前に、ギリシャの財務状況は「危険」な 状態にあると述べ、破綻を回避するには短期的に 20億〜30億ユーロが必要との見方を示した。独ラジオ局ドイチュラントフンクとのインタビューに 答えたもので…

国際金融規制、すべて収束したわけではない=平野・全銀協会長

全国銀行協会の平野信行会長(三菱東京UFJ銀行頭取)は 19日の定例会見で、バーゼル銀行監督委員会(バーゼル委) などがまとめる金融規制について「まだ複数の規制が 検討されており、すべて収束しているわけではない」 との見解を示した。バーゼル委は、現…

国債市場の流動性低下、定量的にも検証=日銀

日銀は2013年4月の量的・質的緩和政策(QQE)導入後、 債券市場や政府内で懸念され続けてきた流動性の 低下について定量的に検証した結果を19日、 「日銀レビュー」として公表した。先物市場の厚みの低下やレポ市場での貸借料上昇などから 流動性が低下して…

ハイパーインフレにするつもりない、出口議論は尚早=日銀総裁

黒田東彦日銀総裁は19日午後の参院予算委員会で、 量的・質的緩和(QQE)によってハイパーインフレを もたらすつもりはなく、そうならないように 政策運営していると述べた。QQEの出口政策について具体的な議論を行うのは 時期尚早とし、「市場に不測の影響…

米ファニーメイとフレディマック、新たな公的資金注入も=報告書

米住宅金融機関の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と 連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)は、 準備の縮小でリスクが高まっているため、 公的資金による新たな救済が必要となる 可能性がある。連邦住宅金融局(FHFA)の監査部門が 18日に報告書を公表し…

米FRB、2012年のFOMC情報漏れ問題で再調査

イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は18日、 2012年に連邦公開市場委員会(FOMC)の 討議内容が事前に漏えいしたとされる問題を めぐって、再調査を実施していることを確認した。イエレン議長が情報リーク問題について 公の場でコメントするのは、今回が初…

FOMC声明、「忍耐強く」削除=利上げへ布石も先行きには慎重

米連邦準備理事会(FRB)は18日まで開催の 連邦公開市場委員会(FOMC)後に公表した声明で、 金融政策の正常化に関し「忍耐強く」いられるとした 文言を削除し、約10年ぶりとなる利上げに道を開いた。一方で、成長率やインフレ率、政策金利見通しを 軒並み引…

米財務長官がIMF改革承認を議会に要請、戦略的に重要

ルー米財務長官は18日、議会での証言で、 国際通貨基金(IMF)の改革を議会が 承認しないことは戦略的に危険で、中国が 主導するアジアインフラ銀行創設といった 問題で米国の影響力が低下するとの懸念を示した。一方、米共和党議員は、今年議会がIMF改革を …

英中銀、LIBORの代替指標を来年導入する計画

イングランド銀行(英中央銀行)は18日、LIBOR (ロンドン銀行間取引金利)に代わる指標を 来年導入する方針を示した。LIBORをめぐっては、不正操作を行ったとして銀行や 証券会社が多額の罰金を支払う事態が相次ぎ、 20カ国・地域(G20)の規制当局と中央銀…

英中銀は全会一致で金利据え置き、ポンド高リスク指摘=3月議事録

イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が公表した 3月4〜5日の金融政策委員会の議事録によると、 短期的なインフレ見通しが非常に弱いことから、 金利据え置きを前月に続き全会一致で決定した。ポンドが一段と強含み、インフレが目標を より長期にわたり下回…

スウェーデン中銀が緊急利下げ、国債も追加購入

スウェーデン中銀は18日、政策金利のレポレートを 0.15%ポイント引き下げ、マイナス0.25%とする とともに、追加の国債買い入れを決定した。また、クローナ高がリスクと指摘、さらなる 措置を講じる用意があると表明した。中銀は300億クローナ(34億ドル)…

ギリシャの資金枯渇回避には欧州支援機関の協力必要=ドラガサキス副首相

ギリシャのドラガサキス副首相は19日、流動性問題に 直面していることを認め、資金の枯渇を回避するには 欧州の支援機関の協力が必要との見方を示した。ギリシャは2010年以降、欧州連合(EU)と 国際通貨基金(IMF)から総額2400億ユーロの 支援を受けている…

ECB、ギリシャ銀向け流動性支援を4億ユーロ拡大=銀行筋

欧州中央銀行(ECB)は、ギリシャの銀行に対する 緊急流動性支援(ELA)を4億ユーロ拡大した。銀行関係筋が18日、ロイターに明らかにした。これによりELA上限は698億ユーロとなる。ECBはELAの上限を少しずつ引き上げ、 ギリシャに対し、債権団と合意するよう…

ギリシャのユーロ圏離脱、場合によっては容認=モスコビシ経済担当欧州委員

欧州連合(EU)欧州委員会のモスコビシ委員 (経済・財務担当)は、ギリシャがユーロ圏を 離脱すれば大きな打撃になるとしつつ、EUとして 何が何でもギリシャをユーロ圏にとどめようとは しないとの考えを示した。独紙ウェルトとのインタビューで述べた。同…

OECDが日本やユーロ圏の成長見通し上方修正、中国上回るインド

経済協力開発機構(OECD)は経済見通しの 中間評価を公表、主要国の経済成長は 2014年11月に比べて小幅改善したとの見方を 示した。原油安と中銀によるこれまでの緩和策が 好影響を与えているとしている。ユーロ圏の成長率見通しは2015年が1.4%、 2016年は2…

レポ決済の短縮化、短期市場で最大の即日取引市場に=日銀リポート

日銀は18日、レポ取引(現金担保付債券貸借取引)の 現状と国債決済の短縮化に対応したレポ決済即日化への 取り組みなどをまとめたリポートを公表した。レポ取引の即日決済が実現した場合、短期金融市場で 最大の即日取引市場になる可能性が高いなどとしてい…