欧州、危機の深刻化阻止に向け強い姿勢で対応すべき=米財務長官

ガイトナー米財務長官は18日、欧州の首脳は債務危機の深刻化を
阻止するために一段の措置を講じる必要があるとの見方を示した。

長官はCNBCとのインタビューで「欧州がすべきことは明らかに、
危機深刻化のリスクを抑えるために一段と強い姿勢で
対応することだ」と述べ、世界経済を圧迫しない形で
この問題に対処する能力が欧州にはあるとの見方を示した。

欧州首脳は銀行システムを支援する構えを明確にし、
無秩序なデフォルト(債務不履行)の可能性排除に努めるなど、
危機の波及阻止に取り組んでいるとした上で、一段の措置が必要だと指摘。

欧州首脳がより広範な危機のリスクを抑制するため一段の対応を
取っていることを他国は確認する必要があると述べた。

また同長官は、協議が難航している連邦債務上限引き上げ問題で
合意に至ることを確信しているとし、共和党指導部はデフォルト
債務不履行)の選択肢を排除したとの見解を示した。

長官は、協議で歩み寄りがみられるとし、「共和党指導部は
デフォルトの選択肢を除外した。これは心強い」と語った。