来週の材料は？

EU首脳会議でギリシャの追加支援が決まり、
米国でも連邦債務上限の引き上げを巡る政府と
議会の交渉が大詰めを迎えるなど、
大きな材料の決着が近付いてきました。

特に、ギリシャの追加支援問題は大きな材料となって、
欧州株やユーロなどが下落していたこともあり、
追加支援が決定したことで、これらを
買い戻す動きが強まっています。

目先は、楽観的な見方が支配的になると考えます。

一方、米国でも、連邦債務上限引き上げ交渉が妥結されれば、
先行きに対する楽観的な見方が浮上すると考えています。

ただ、欧州も米国も目先の危機を回避しただけで、
本質的な解決には繋がってはいないことは
十分に認識していると思います。

今週発表される経済指標では、大きな動きは
期待しにくいのですが、予想対比悪化した
場合には反応が大きいと見ています。

米国では
【26日】
5月S&P/ケース・シラー住宅価格指数（予想前年比マイナス4.6％、前回マイナス3.96％）
6月の新築住宅販売件数（予想年率換算32.0万件、前回31.9万件）
7月の消費者信頼感指数（予想57.9、前回58.5）
7月のリッチモンド連銀製造業指数（予想5、前回3）

【27日】
6月の耐久財受注（予想前月比0.3％増、前回2.1％増）
6月の耐久財受注除く輸送用機器（予想前月比0.5％増、前回0.7％増）
米地区連銀経済報告

【28日】
7月22日までの週の新規失業保険申請件数（前回41.8万件）
6月の中古住宅販売成約（予想前月比2.0％減、前回8.2％増）

【29日】
第2四半期のGDP速報値（予想前期比年率1.7％増、前回1.9％増）
7月のシカゴ購買部協会景気指数（予想60.0、前回61.1）
7月のミシガン大消費者信頼感指数確報（予想64.0、前回63.8）

欧州では
【26日】
8月の独GFK消費者信頼感調査（予想5.6、前回5.7）
第2四半期の英GDP速報値（予想前期比0.1％増、前回0.5％増）

【27日】
6月のユーロ圏マネーサプライM3（予想前年比2.4％上昇、前回2.4％上昇）
7月のスイスKOF先行指数（予想2.10、前回2.23）
7月の独消費者物価指数（予想前年比2.3％上昇、前回2.3％上昇）

【28日】
7月の独失業率（予想7.0％、前回7.0％）
7月の独失業者数（予想1.3万人減、前回0.8万人減）
7月のユーロ圏消費者信頼感確報（予想マイナス11.4、前回マイナス11.4）

【29日】
7月の英GFK消費者信頼感調査（予想マイナス24、前回マイナス25）
6月の仏生産者物価指数（前回前年比6.1％上昇）
6月の英消費者信用残高（予想3億ポンド増、前回2億ポンド増）
6月の英マネーサプライM4（前回前年比0.2％低下）

日本では
【29日】
6月の全国消費者物価指数（予想前年比0.2％上昇、前回0.3％上昇）
6月の全国消費者物価指数コア（予想前年比0.5％上昇、前回0.6％上昇）
6月の失業率（予想4.6％、前回4.5％）
6月の有効求人倍率（予想0.61倍、前回0.61倍）
6月の鉱工業生産速報（予想前月比4.4％上昇、前回6.2％上昇）

その他では
【28日】
NZ中銀政策金利発表