邦銀が外貨不足に直面した場合、日銀保有資金の供給あり得る=日銀総裁

日銀の白川方明総裁は午後の参院財政金融委員会で、
今後、日本の金融機関が外貨資金不足に陥った場合、
日銀が保有している外貨を供給する可能性があると語った。
大久保勉委員(民主)の質問に答えた。

日銀は現在、米連邦準備理事会(FRB)と
米ドル資金の通貨交換(スワップ)協定に基づいて
ドル資金を供給できる米ドル資金供給オペレーション
実施しているが、白川総裁は、状況によって、
日銀が保有している外貨自体を活用する可能性に言及した。

白川総裁は「日銀に外貨資産の保有が認められていることを
考えても、万が一、本邦金融機関が外貨流動性不足に直面した場合、
緊急対応として、日銀が保有する外貨資金を
供給するケースはあり得る」と語った。