中米ベリーズがデフォルトの可能性=格付け会社
格付け会社は6日、中米のベリーズが
債務不履行になる可能性が
高まったとの見方を示した。
バロー同国首相の発言を受けてスーパーボンドと呼ばれる
約5億5000万ドルの債券の利払いが疑問視されている。
ムーディーズ・インベスターズ・サービシズによると、
同首相は先週、3月に総選挙を実施する方針を明らかにし、
スーパーボンドの扱いについて有権者の指示を仰ぐと述べた。
ムーディーズはこの発言は「新たな債務再編に道を開く」として
格付けにマイナスとの見方を示した。
またS&Pは同国のソブリン格付けを「Bマイナス」から
投機的(ジャンク)等級の「CCCプラス」に引き下げた。
ムーディーズによれば、ベリーズ政府は2007年の
債務再編時にスーパーボンドを発行した。
償還は2029年で同国の債務全体の約半分を占める。
クーポンが引き上げられ利払いが
増加する仕組みとなっている。