ギリシャ、プライマリー収支黒字目標達成期限延長などで合意

ギリシャ連立与党関係者は9日、ギリシャは欧州(EU)及び
国際通貨基金IMF)から新たな支援策を受ける条件として
求められている45億ユーロのプライマリー収支の黒字について、
達成目標を1年延長し、2015年とすることで
合意を得たと明らかにした。

ギリシャはこれまで、利払いを除いた黒字目標を
2014年までに達成するよう求められていた。

同関係者が匿名を条件に明らかにしたところによると、
合意では、2013〜2015年分として100億ユーロ相当の
新たな緊縮策を6月に策定することが義務付けられた。

2012年に削減する支出には、公的投資4億ユーロと
国防支出3億ユーロが含まれるという。

また、保有するギリシャ債に関して多額の損失を被る
銀行の資本再編について、大きな問題を抱える銀行は
議決権付きの普通株、それほど大きな打撃を受けずに
済む銀行は議決権が限定された株式に転換できる
債券を通じて行うことで合意した。