米国で山口組が経済制裁対象に、「組織犯罪で主要な役割」

財務省は23日、日本の指定暴力団山口組と、
篠田建市(通称・司忍)組長とナンバー2の
高山清司被告に対し、米国内の資産凍結などの
経済制裁を科すと発表した。

同省は、山口組が薬物や人身売買、恐喝、買春、
マネーロンダリング資金洗浄)などの組織犯罪において
主要な役割を果たしていると指摘。

山口組が年間数十億ドルを
違法に稼いでいると推測している。

コーエン財務次官(テロ・金融犯罪担当)は、
「(山口組のような)犯罪組織は、違法に得た金で
マーケットに侵入しようとする」と述べ、
金融市場への影響に懸念を示した。

今回の経済制裁の対象には、山口組のほか、
欧州や中東などの6つの犯罪グループが含まれている。