ECB、ユーロ圏経済を依然として強く警戒=フィンランド中銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーである
リーカネン・フィンランド中銀総裁は24日、
ユーロ圏経済に関するECBの明るい見方は
正しく解釈されてきたが、ECBは依然として
強い警戒を維持しており、金利に下限は
設けていないと明らかにした。

CNBCとのインタビューで語った。

同総裁は、最近のデータは経済が安定に向かうという
当初の期待を裏づけるもので、ドラギ総裁の明るい
コメントはECBの慎重ながら楽観的見方を反映したものだと指摘。

「(明るいトーンは)正しく解釈されている。1月には
安定に向けた初期の兆しが見られたが、確実なものでは
なかった。しかし、それらの兆しは2月に確認された」と語った。

さらに「購買担当者指数は低下しているが、落ち着きつつある。
市場の一部も安定に向かっている。依然として
強いダウンサイドリスクがあるが、今回は安定化の
ムードが続くことを期待したい」と述べた。