IMF、金の売却益約11億ドルの加盟国への分配を承認
国際通貨基金(IMF)理事会は24日、金の売却益約11億ドルを
加盟国に分配することを承認した。
IMFは分配を受けた国が資金を
貧困対策に回すことを期待している。
ラガルド専務理事は声明で「貧困削減成長基金への
適切な資金供給を通して、低所得国に対し継続的な
支援を確実に提供するための重要な貢献となる」とした。
IMFは、分配を受ける国から、分配金の少なくとも90%、
もしくは少なくとも9億7800万ドルを、低所得国向けに
無利子で実施している融資プログラムに振り向けるとの
確約を得られた時点で、資金を分配する。
分配金の額は加盟国のクォータ(出資割当額)に準じるため、
米国、日本、フランス、ドイツ、英国、中国などの国が
多くの資金を受け取ることになる。