スイス、ユーロ圏危機悪化時の対策を検討する作業部会を設置

スイスのラジオは26日、シュナイダーアマン経済相の発言として、
ユーロ圏危機悪化時の経済支援策を検討する作業部会が設置されたと伝えた。

同部会は、最悪の事態によって経済が打撃を受けた場合、
金融・労働市場支援のため政府がいかに介入できるかを検討するという。

シュナイダーアマン経済相はまた、「制御されていない状況下」では
スイスフランにかかる圧力が増すと指摘し、危機が深刻化した場合には、
スイス国立銀行中央銀行)も昨年9月に設定したスイスフラン相場の
上限を守るために全力を挙げる必要があると強調した。

同相は、欧州連合EU)諸国内の状況が引き続き安定していれば、
今年のスイスの経済成長率が恐らく1%前後になるとの見通しも示した。