ギリシャ、ユーロ離脱する確率は50%上回る=伊銀会長

イタリアの銀行3位、モンテ・デイ・パスキ・シエナ銀行の
アレッサンドロ・プロフーモ会長は27日、ギリシャがユーロ圏を
離脱する確率は50%以上との見方を示した。

ユーロ圏については、事態を乗り切ることが
できると確信していると語った。

同会長はウニクレディトの元最高責任者
(CEO)で、海外でもよく知られた銀行家。

プロフーモ会長はイタリアの国営テレビとのインタビューで、
欧州が「こう着状態」に陥っていることを懸念しているが、
過去にそうしてきたように、今回も危機を脱することが
できるとの考えを示した。

「ユーロは確かに危機にひんしているが、存続すると
確信している。だめになることはないと確信する」と語った。

ギリシャがユーロ圏を離脱するリスクについては
ギリシャ離脱の確率は今日時点ではかなり高い。
50%以上だ」と述べた。

その上で、イタリア、スペイン、ポルトガルの政府債買い入れか、
欧州中央銀行(ECB)による流動性注入のいずれかを通じた
ファイアウオールの強化が、ギリシャ危機が
ほかのユーロ圏諸国に波及するのを防ぐために
欧州がとり得る第二案となるだろうと主張した。