インテサ・サンパオロ、1000支店削減の可能性=労組

イタリア大手銀行インテサ・サンパオロ労働組合
ニコラ・マナ代表は、会社側からコスト削減に向け、
国内の支店の5分の1近くを統合もしくは
閉鎖する可能性があると通達されたと述べた。

マナ氏によると、経営側は閉鎖予定の支店数を、
同行の2011〜2013年計画で予定していた400店舗から、
2倍以上の1000店舗に引き上げた。
インテサはコメントを控えた。

同行は国内に5600店舗を抱える。

マナ氏によると、労組は30日にもローマで、
エンリコ・クッチアーニ最高経営責任者(CEO)と
この問題について会合を持つ予定。

要求が聞き入れられなければ、
ストライキを実施する構えだ。

欧州の金融機関が自己資本比率を高めるために業務効率化や
資産売却を迫られる中、インテサはコストを削減し、
勤務時間の柔軟性を高め、利益押し上げを狙う。