オランダ、緊縮派5党の支持率が急低下=世論調査

27日公表のオランダの世論調査によると、欧州連合EU)の
財政規律達成を支持する5政党の支持率が過去1カ月で
急低下しており、現在の暫定政権が9月の選挙後に
政権を維持できない見通しとなっている。

オランダでは先月、財政赤字削減を巡る対立で連立政権が
崩壊したが、暫定政権として連立を組む与党2党は、
これまでのところ野党の少数政党3党の協力を得て、
財政赤字の削減を進めている。

ただ、9月12日の総選挙(定数150)に関する
モーリス・デ・ホンドの最新世論調査によると、
5党の予想獲得議席は66議席と、
先月の76議席から大きく落ち込んでいる。

ユーロ圏ではこのほど、フランスやギリシャ
選挙が行われたが、有権者の間では緊縮財政に
反対する動きが広がっている。